詩人は夜明けにガムを噛む

CD

通信販売可

2002年冬リリース。渋谷某所で1発録音。

参加ミュージシャン
ギター:成川マサノリ
ベース:種子田健
ドラム:鈴木タケオ
バイオリン:半澤悠子

ジャケット:Itaru Shimamura

ファーストアルバムにしてベストアルバム的な作品。
7分という長い曲なのに後に多くのアーティストにカバーされる代表曲「ジェネレーションズ」収録。

~時々すべてが無意味に思える それでもボクらは唄をつくる~ 「ジェネレーションズ」より抜粋。

20代後半の作品「ラブレター」「詩人と天使」は現在でも人気がある。

~ささやかな願いを手紙に書いたよ 宛先は雲の上 前略神様~ 「ラブレター」より抜粋。
~天使だって救われたい~ 「詩人と天使」より抜粋。

トムウエイツ「土曜日の夜」に触発されて作った「サタデイ」
なにかいいことがありそうな予感に浮かれ街へ繰り出す土曜日の夜。
しかし時計が24時を過ぎ朝になると儚い期待は崩れみんなそれぞれの場所に帰っていく。

~ギャングもピエロも夜明けが近づけば 行儀よくアクビしながら帰ってゆく 
バイオリン弾きも屋根の上でウトウト もうメロディは聴こえない~ 

死んでしまった主人公が恋人に語りかける「ジェリービーンズ」
「川のほとり」とは「三途の川」のこと。
ライブでは「三途の川で溺れ死んだらどうなるんだろう」などと語る場合もある。

~天国の行き方はボクが道にまいたジェリービーンズを追いかけりゃたどりつく~

付記。歌詞に「神様」「天国」とあるがカオルはそれらの存在に懐疑的な無神論者。

アルバムジャケットイラストの「背景の横線の位置」をイタルは何度も何度も微調整していた。
オレにはその数ミリの違いがよくわからなかったけれど
イタルは「最後の最後にダルマの目を描くみたいなもの」とこだわり続けていた。
CD裏面の「電気のコンセント」は「初回盤」と「再プレス盤」では違う。
「コンセントに刺さっている」と「刺さっていない」の2バージョンがある。

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